本記事ではアボリジェンサンダルの調節方法を3ステップで図解します。
アボサンダルを調節してみたけどしっくりこない。
歩いてると踵の紐が下がってくるなぁ。
アボサンダルを履き始めた頃、そんな悩みがありました。
解決方法がわからなくて、アボサンダルさんに問い合わせてみたところ、私の調節方法が完全に間違っていたことが判明!
アボサンダルさんに教えていただいた通りに調節してみると、踵がズレることもなく足に完璧にフィットして、足との一体感を感じるようになりました。
同じようにアボサンダルの調節方法でお悩みの方、ぜひ参考にしてみてください!
【30秒でできる】アボサンダル調節前の準備
「ワラーチの生みの親タラウマラ族をリスペクトし忠実に作った」というアボサンダルは、極限まで無駄を省きつつ、耐久性のある紐を使っていたり改良を重ねた設計など、職人の手によって作られた進化したワラーチ。
まずは、調節しやすいように長い一本の紐を緩めていきます。
この作業は30秒でできます。
※本記事では左足を例に図解します。
はじめに、アジャスター部分の紐を緩めます。ここを最大限短くしておくことで調節するときスムーズにできます。
次に、①、②の順に矢印の方向に紐を引っ張ります。
どちらも引っ張れるところまで、最大限引っ張っちゃってください。
これで下準備は終わり。写真のように鼻緒から続く紐が長くなれば完璧です!
ステップ1:鼻緒の紐を調節する
まず、親指と人差し指の間の紐から始めます。
鼻緒から伸びている紐を足の甲の形に合わせながら、左側の穴が開いている部分めがけて真っ直ぐ沿わせます。
ピッと紐が張る具合に。
真っ直ぐ沿わせた紐が、左の穴にくっつく部分を指でマークします。
マークした部分を指で押さえたまま、一旦アボサンダルを脱ぎます。
指でマークした部分まで、左の穴の裏側から矢印の方向に紐を引っ張ります。
裏側に余った紐を、踵側に引っ張り出します。
ここで再度アボサンダルを履いてみて、キツい、ゆるいを感じたら微調整してみてください
ステップ2:踵を調節する
次に、踵部分を調節していきます。
右の穴の裏側から矢印の方向に紐を引っ張ります。
この時、紐が踵の高めの位置にフィットするように合わせるのがポイントです!
裏側に余った紐を表側に引っ張り出します。
ステップ3:アジャスターを調整する
最後は、アジャスター部分の調整。
足の甲の形にピッタリと沿うように、余っている紐をアジャスターで調節します。
これでアボサンダルの調節は完了です!
アボサンダルは履きながら徐々に調節していこう
これで調節は終わりましたが、ここからが一番大切なところ。
調節したアボサンダルを履いて、歩いたり軽く走ったりしてみてください。
すると、どこかに違和感を感じるはず。
その違和感を感じた部分をまた調節します。
歩く→調節する→歩く→調節する
を繰り返して自分にぴったり合う部分を探してください。
またその場で調節できたと思っても、実際にウォーキングやランニングに取り入れてみると、
「踵の紐が緩いかな」
とか
「ちょっとキツいかな」
とか新たに調整したい箇所が出てくるかもしれないので、その度に微調整してみてください。
しっかりと調整することで、今後使っていく過程でアボサンダルと自分の体のポテンシャルを最大限に発揮できます。
一度丁度いい場所を見つけてしまえば、その後はもう調整する必要はありません。
ちゃんと調節すると足と一体化するようなフィット感でちょっと感動しますよ。
これから育てていくサンダルを可愛がっているようで、このプロセスも楽しかった!
アボサンダルは最初の調節が大切だそうなのでじっくり自分に合う場所を探してみてください。
アボサンダルは、従来のランニングシューズ特有のクッション性がなく、まさに裸足のように着地する衝撃がそのまま足に伝わります。
使う筋肉も変わるし、着地点も変わります。
そこがアボサンダルの魅力であり良い点ですが、しっかりと調節しないまま最初からランニングシューズと同じノリで走ると、怪我につながるリスクもあります。
一度調節してしまえば最強の相棒になりそうなので、最初のうちは、「ここだ!」って感じのしっくりくる調節具合が見つかるまで徐々に調節しつつ、様子を見ながら歩いたり走ったりしてみてください。
ちなみに私が育てているのはアボサンダルの初代モデル「 Totem 」。
常に改良を重ねて進化しているようで現在の最新モデルは「 Pirineos 」だそうです。
実際に職人さんがひとつひとつ手作りしているのを見ると、アボサンダルを使うことでスペインにいる職人さんと繋がっているような、嬉しさと感謝の気持ちが湧いてきます。
愛情こもったアボサンダル。まだまだ進化しそうなのでアボサンダル公式Twitter等で最新情報もチェックしてみてください!
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