【セゴビア名物料理】子豚の丸焼きをスペイン人おすすめ店で食べてみた
セゴビアの伝統料理である子豚の丸焼き「コチニーリョ」は、セゴビアの食文化を語る上で欠かせない名物料理。
今日は美味しいコチニーリョを食べられるレストランをご紹介します。
セゴビアで過去4、5回コチニーリョを食べたスペイン人の友人に連れて行ってもらったお店で、
今まで食べたコチニーリョのレストランの中でここが一番美味しい!
と言っていたお墨付きのお店をご紹介します。
セゴビアの伝統料理コチニーリョとは?
レストランをご紹介する前に、コチニーリョとはどんな料理なのか簡単にご紹介します。
早くレストランについて知りたい方は読み飛ばして ” セゴビアのコチニーリョの美味しいレストラン ” をご覧ください。
セゴビアを代表する伝統料理コチニーリョ・アサードcochinillo asado。
コチニーリョとは乳飲み子豚と意味し、アサードは焼かれたものを意味します。
つまり、乳飲み子豚の丸焼き。
セゴビアのコチニーリョ・アサードに使われる子豚にはいくつもの厳格な規定があります。
- 生後3ヶ月まで
- 体重4.5〜6.5kmまで
など、基準をクリアした乳飲み子豚のみが、「 セゴビアの子豚Cochinillo de Segovia 」の認定を受けることができます。
セゴビアの街を歩いていると体全体がお皿に乗るほどの小さな子豚がウィンドウに飾られている店がたくさんあり、その見た目はあまりにリアル。
なんか、不思議な子豚のオブジェばっかりだね〜
実は言ったら食べたくなくなると思って言わなかったんだけど、それリアルな子豚だよ。
これを焼いたのがさっき食べたコチニーリョだよ。
私がコチニーリョが乳飲み子豚だと知ったのは、レストランで美味しくいただいた帰り道でした。
最初こそ衝撃でしたが、他の生き物の命も同様に有り難く常に感謝していただきたいと感じた瞬間でした。
同時に、その土地ならではの食文化を体験するのも貴重な体験で旅の醍醐味とも感じています。
セゴビアのコチニーリョの美味しいレストラン
今回コチニーリョを食べに訪れたのは「 Asador David Guijarro 」というお店。
古代ローマの水道橋のすぐ近くにあり、水道橋からは徒歩で約2分という観光中に立ち寄りやすい立地です。
トリップアドバイザーによると、セゴビアにある211軒のレストランの中で堂々2位。
トップクラスの人気店でお店は予約で満席でした。
時間ごとの入れ替え制になっていて、訪れる際は予約必須です。
スペイン語での電話予約が不安な方は、日本語でオンライン予約できますよ。
外にはオープンエアのテラス席があり晴れた日はとても気持ちよさそう。店内も落ち着いた雰囲気で居心地がよかったです。
前菜、メイン、デザート、ボトルワインで一人26.90ユーロ。
サラダとパンも食べたのですが、コースに含まれているものだったか覚えてないです、、、すみません。
前菜、メインそしてデザートはいくつかの種類の中から選ぶことができます。
メインはもちろん、コチニーリョを選びました。
ちなみに、セゴビアのコチニーリョで良く知られているレストランの一つにMesón de Cándidoがあります。コチニーリョの柔らかさを証明するために、ナイフを一切使わずお皿のフチを使って切り分けるパフォーマンスが話題を呼び、一躍有名になりました。
日本人はMesón de Cándidoに訪れる方が多いようです。
セゴビアの名物料理コチニーリョを食べてみた
高級感がありながらどこか素朴な雰囲気の店内に入り席に着き、さっそくメニューを眺めます。
いろいろ食べたいから前菜は別々のを頼んでシェアしようか
と話しながら、
・Especialistas en Judiones de la Granja ( 農場豆のファバダ)
・Cremoso de patata y huevo poché en su nido a la trufa(クリーミーなポテトとポーチドエッグ、トリュフ添え)
を前菜に選択しました。
前菜を待っていると、シェアしようと思っていたファバダを一人一皿たっぷり入れて持って来てくれるではありませんか!感激!
「農場の豆」という名の白インゲン豆はセゴビアの代表的な農作物のひとつ。その大きな白インゲン豆を使ったファバダは優しい味わいながらボリュームたっぷり。
サービスと気前の良さに喜びつつ、かなりお腹いっぱいになりました。笑
もうひとつの前菜、Cremoso de patata y huevo poché en su nido a la trufa(クリーミーなポテトとポーチドエッグ、トリュフ添え)。
これが、もう、絶品!!!!!
とろっとろのクリーミなポテトの中央に、これまたとろっとろの半熟卵がのっています。
絶妙な塩っけで、今回の3ヶ月スペイン滞在で食べた料理の中で個人的にトップ3に入る美味しさでした。
正直、コチニーリョより好きだった、、、!
さて、ついに来ました。メインのコチニーリョ!!
結構お腹いっぱいになりつつ、いただきます!
写真だと小さく見えてしまうかもですが、普通にでかいです。
ナイフを入れなくてもほろほろとフォークだけで切れてしまう柔らかさ!
味も優しくクセもなくて豚とは思えない食感でした。
またコチニーリョの溢れ出たお皿に溜まってるスープ的な部分も美味しく、お腹に場所があればいくらでもパンをつけて食べたくなる味。
コチニーリョにはワインもよく合います!
コースに含まれているワインは、レストランのオリジナルワインです。
どんなにお腹がいっぱいでもデザートはもちろん別腹。
デザートはセゴビアの名物スイーツ、ポンチェponcheにしました。
上の網目状の部分が絶品で、クレームブリュレみたいに焦がした砂糖が香ばしく、サクッとした食感が味わえます。
カスタードの甘さもアーモンド感も全てが絶妙!
セゴビアの他の店でもポンチェを食べましたが、別の種類のスイーツかと感じるくらいにレベルが違いましたよ。
最初から最後まで、美味しいの連続で大満足のレストランでした。セゴビアに行ったらまた訪れたい!
お腹も心も満たされてレストランを出ると、お腹がぱんぱんで歩くのもしんどいくらい。笑
休憩をはさみつつ、いい運動だねとか言いながら、ゆっくりと王宮アルカサルに向かいました。
セゴビアでおすすめの子豚の丸焼きを味わえるレストランの詳細情報
店名 | Asador David Guijarro |
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営業時間 | 11〜16時 / 20〜23時 |
メニュー | メニューはこちら ( 公式サイト内 ) |
Web | https://www.asadordavidguijarro.com/ |
電話番号 | +34921700821 |
住所 | Bajada de la Canaleja, 6, 40001 Segovia ( GoogleMapはこちら ) |
レストランはとても人気なので予約必須。スペイン語での電話予約が不安な方は、トリップアドバイザーから日本語でオンライン予約も可能ですよ。
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