さぁ、ビルバオ旧市街へ!7つのおすすめ観光スポット【北スペイン】
本記事では、ビルバオ旧市街のおすすめ観光スポット7選をご紹介します。
スペインバスク地方の最大都市ビルバオはグッゲンハイム美術館やスビスリ橋など、奇抜さと近未来的アートで話題をさらった街。
実は、そんなビルバオにも700年の歴史を持つ旧市街があります。
ビルバオの旧市街エリア、カスコ・ビエホは現代でも中世の趣きが残る味わい深いローカルエリア。
ビルバオの原点となった旧市街エリアをディープに探索してみましょう!
700年の歴史をもつビルバオの旧市街とは?
ビルバオの旧市街カスコ・ビエホCasco Viejoの歴史は古くビルバオの原点となったエリア。
1300年に建設が始まりまった旧市街カスコ・ビエホは、現在でも中世の趣を感じられる風景が残るディープなローカルエリア。
ビルバオの旧市街は7つの通りで構成されていて、そのそれぞれに名前がついています。
バルやショップも多く、観光客はもちろん地元の人々で通りは賑わい歩いていると路上で歌っているミュージシャンの歌声が聞こえてきます。
ビルバオの街に流れる大きなネルビオン川を隔てて、東側が旧市街、西側が新市街やグッゲンハイム美術館のあるエリアです。
ビルバオ旧市街の7つのおすすめ観光スポット
ビルバオの旧市街はコンパクトにまとまっているので1時間半ほどで全て見てまわれる規模です。
とはいえ、バルやオープンエアのカフェでのんびりと過ごしたり、街をぶらぶら歩きながら半日ほど時間をとってゆっくりと散策するのがおすすめです。
中世から続く活気のある旧市街には、歴史的建造物や、ヨーロッパ最大級の市場、通りに並ぶバルなど見どころがたくさんありますよ。
1. 【ステンドグラスの美しい大聖堂】サンティアゴ大聖堂(ビルバオ大聖堂)
賑やかなビルバオ旧市街の中でも一際美しく存在感を放つのがサンティアゴ大聖堂Santiago Cathedral。
通称ビルバオ大聖堂とも呼ばれるカトリックの大聖堂で15世紀半ばに建設されました。
人々で賑わう繁華街に位置するサンティアゴ大聖堂ですが、白を基調とする大聖堂の中はしんと静まり返っています。
厳かながらどこか穏やかな雰囲気。
大聖堂とえばステンドグラスの美しさも見どころのひとつですが、ビルバオ大聖堂のステンドグラスの美しさは格別。
薄暗い大聖堂内に太陽の光で映し出される色彩は見惚れてしまうほどの息を呑む美しさです。
サンティアゴ大聖堂
10:00~18:30 (日曜定休日)2. 【ヨーロッパ最大級の屋内市場】リベラ市場
ヨーロッパ最大級の屋内マーケット、リベラ市場Erribera merkatua。
1929年に建設されたアールデコの建物の中にあり、美しいステンドグラスも施されています。
屋内マーケットに足を踏み入れると、お肉、魚、生ハム、野菜、チーズをさまざまな食材が並び、ここで手に入らないものはないのではという品揃え。
流石にお肉は買えませんが、チーズや生ハムを買ってホテルで美味しく食べるのもおすすめ。
マーケットを訪れるのはほとんどローカルな人ばかりで、ビルバオの人々の生活を垣間見れます。
魚屋さんには行列ができていて、スーパーではなく市場が人で賑わう光景に懐かしい気持ちになりました。
リベラ市場を訪れたらぜひ訪れてほしいのが、市場に併設されているフードコート。
2015年にできた、ビルバオの街で人気のバルが出店しています。
ショーケースにはバスク地方名物ピンチョスがずらり。
賑やかで席がないことも多いバルですが、フードコートではゆったりと座れる椅子もたくさん。忙しく働くバルと比べて、店員さんもゆっくりのんびりしています。
1人でピンチョスを楽しみたいけれど、バルは少し緊張するという方でも気軽に頼みやすいですよ。
フードコートではオーダーするごとにお支払いをしてから、買った物を持って好きな席に座ります。
お気に入りのピンチョスとお酒をゲットしたら、フードコートエリアにあるテラス席でいただくのもおすすめ。
爽やかな風が通り抜ける川沿いに設けられたテラス席では、対岸の美しい街並みを見ることができますよ。
リベラ市場
8:00~0:00 / 日曜11:00~0:00
3. 【ビルバオのシンボル】ネルビオン川
リベラ市場の真横を流れるネルビオン川Rio de Nervionはビルバオの象徴。
ビルバオを囲むように流れているネルビオン川に沿っていくと旧市街から新市街、そしてグッゲンハイム美術館へと古き良きビルバオから新しい現代の風が吹くビルバオへの移り変わりを楽しめます。
水の色は微妙ですが川沿いにはカラフルな家々が並び美しい街並みが。ぼーっと眺めていたい穏やかさがあります。
陸とは違った風景を楽しめるネルビオン川クルーズはビルバオで人気のアトラクション。
クルーズしながらビルバオ名所をまわることができます。
4. 【ビルバオで最も古い橋】サン・アントン橋
ビルバオで最も古い橋サン・アントン橋Puente de San Antón。
何世紀もの間、ネルビオン川に架かる唯一の橋であったサン・アントン橋は中世の時代とても重宝されていた橋。
オリジナルの橋が架けられたのは1318年。その後、浸水や内戦によって再建が必要になり現在の橋は1937年に造られました。
現在ではネルビオン川に複数の橋が架かってますが、サン・アントン橋もそのひとつとして現在でも活躍しています。
サン・アントン橋はビルバオ市の紋章にも描かれているほど、ビルバオにとって価値の高い橋です。
サン・アントン橋
5. 【カラフルで美しい繁華街】ポルタル・デ・サムディオ
ポルタル・デ・サムディオPortal de Zamudioは中世の時代、城壁にあった門の名前。当時門のあった場所は今でもその名で呼ばれています。
現在のポルタル・デ・サムディオはというと、カラフルな街並みが美しい繁華街になっています。
ポルタル・デ・サムディオ周辺の通りもバルやカフェ、ショップが並びローカルの生活を見ながらあてもなく散歩するのが楽しいエリア。
ビルバオの旧市街の中でも最も活気あるエリアで、歩いているだけでも多くの印象的な場面に出会える旧市街らしさをたっぷり味わえるエリアですよ。
ポルタル・デ・サムディオ
6. 【新市街と旧市街を繋ぐ橋】アレナル橋周辺
新市街と旧市街を繋ぐアレナル橋Areatzako zubia 。
橋の架かる川沿いは遊歩道になっており、川を挟んで美しい景色が広張ります。
ローカルたちの笑い声やビルバオの日常を眺めながらのんびりするのもおすすめの場所です。
ネルビオン川の対岸にある一際目立つ美しい建物は鉄道駅。
後ろの現代的なビルと昔ながらの駅の対比がビルバオの歴史と発展を連想させるエリアです。
アレナル橋
7. 【バスク地方名物】ピンチョス
バスク地方の名物ピンチョスPintxosを食べながらバルを巡るのもビルバオならではの楽しい観光。
スペインの小皿料理にタパスがありますが、ピンチョスはそれよりも小ぶりな一口大くらいの大きさで安価なのが特徴です。
バルに行くとバーカウンターにはずらりとピンチョスが。
ビルバオ旧市街には趣のあるバルが立ち並び、店ごとに違うピンチョス楽しめます。
お酒を飲まない方もピンチョスを食べにバルへ足を運んでみるのもおすすめですよ。
ビルバオのおすすめホステル
今回ビルバオで宿泊したlatroupe la granjaは、2021年にオープンしたばかりのとても綺麗で清潔なおすすめしたいホステル。
booking.comではレートが9を超える満足度の高いホステルです。
ドミトリールームにはシャワー、トイレ、洗面台がありベッドにカーテンが付いているのはとても嬉しいポイントです。
ラウンジも綺麗で落ち着いた雰囲気で、パソコン作業できるテーブル席もあるのでノマドワーカーの方も仕事しやすい環境ですよ。
ロケーションが特に最高で旧市街と新市街のちょうど中間地点にあり観光拠点にとても便利な立地。
徒歩5分圏内にメトロ、鉄道駅があります。
またホステルから徒歩3分で新市街のバル通りへ、徒歩2分で美しい川沿いへと行くことができます。
ビルバオを訪れたらまた泊まりたいおすすめのホステルです。
latroupe la granja
- 綺麗で清潔
- カーテン付きベッド
- 雰囲気の良いラウンジ
- 観光に便利なロケーション
ビルバオ空港から市内への行き方
ビルバオ空港からビルバオ市内へはビスカイバスという路線バスが運行していています。
ビスカイバス「 A3247 」路線のバスでビルバオ市内にアクセスできます。
- 路線番号A3247
- 料金3ユーロ(乗車時に支払い)
- 所要時間約30分
- 15分おきに運行
- 降車駅Moyua Plaza
- 終点Bilbao Intermodal
上記の駅名をクリックするとGoogleMapにて位置をご確認いただけます。
ビスカイバス「 A3247 」路線はリムジンバスではなく、普通の路線バスです。
降車駅は、Moyua Plazaという駅で降りると、ビルバオの街の中心地に着きますよ。
終点のBilbao Intermodalは長距離バスのバスターミナルです。
ビルバオ近郊の「 美食の街 」として知られるサンセバスチャン行きのバスもここから乗ることができますよ。
旅慣れていない方や、より楽にビルバオ市内へとアクセスしたい方は、タクシーまたは送迎サービスを利用することもできますよ。
足を伸ばしてビルバオ近郊の世界遺産へ
ビルバオの旧市街観光とあわせて訪れたいのがビスカヤ橋Puente de Vizcaya。
世界遺産に登録されている世界最古の運送橋で、橋の下に取り付けられているゴンドラで川を渡ることができます。
観光名所としてはもちろん、1893年の開通以降、現在も地元の人の交通手段としても活躍している現役の運送橋。
とても美しい左右対称のフォルムが印象的なビスカヤ橋は、パリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子である建築家のアルベルト・パラシオによって設計されました。
ビルバオからは電車で約20分と気軽にアクセスできるので、あわせて訪れてみるのもおすすめですよ。
ビルバオのローカルな活気を楽しめる旧市街観光
ビルバオを代表する観光名所といえばグッゲンハイム美術館が有名ですが、近代的なビルバオとは違った昔ながらの風景を見られるのがビルバオ旧市街。
中世から続く街並みの中に、色彩豊かな現代のアクセントが加えられ美しい建物が並びます。
バルやカフェも多く、活気にあふれる旧市街はビルバオのローカルな風景を楽しむことができる趣のあるエリアです。
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