カスティーリャイレオン地方観光で訪れたいおすすめ都市まとめ【中世の街】
本記事ではスペイン、カスティーリャ・イ・レオン地方観光で訪れたいおすすめ都市をご紹介します。
カスティーリャ・イ・レオン地方はスペインで最も大きな州。
9つの県で構成されるカスティーリャ・イ・レオン地方には、中世の面影が色濃く残る美しい街がたくさんあります。
また世界遺産の宝庫でもあるカスティーリャ・イ・レオン地方。7つの世界遺産があり旧市街全体が世界遺産になっている街も。
カスティーリャ・イ・レオン地方はマドリードに隣接する州であるため、マドリードからのアクセスも良くマドリード近郊の観光都市としても人気です。
今日はカスティーリャ・イ・レオン地方で訪れたい美しい中世の都市をご紹介します。
カスティーリャイレオン地方で訪れたい美しい都市【中世の街】
- 黄金の街サラマンカ / マドリードから1時間40分
- 古代ローマの水道橋セゴビア / マドリードから27分
- ロマネスクの首都サモラ / マドリードから1時間12分
今日ご紹介するのはカスティーリャイレオン地方の3つの都市。
サラマンカとセゴビアは世界遺産にも登録されている有名な街です。
サモラは観光ガイドで取り上げられることの少ない知名度の低い街ですが、まるでRPGの中にいるような美しい中世の街並みを堪能できますよ。
サモラは他の街に比べ観光客も少ないので、マイナーな街が好きな方におすすめです!
どの街もマドリードから公共交通機関で約30分〜1時間半と気軽にアクセスできるため、マドリード近郊の人気観光都市としても知られています。
また、それぞれの都市間のアクセスが良いためカスティーリャイレオン地方を周遊するのもおすすめです。
私は実際にサモラ→サラマンカ→セゴビアの順に周遊しました。
次の街まで直通のバスまたは鉄道が運行しているため周遊しやすいルートですよ。
カスティーリャイレオンの都市① 黄金都市サラマンカ【世界遺産】
サラマンカSalamancaは旧市街全体が世界遺産に登録されている中世の街。
街中はまるで異なる時代に入り込んだような煉瓦造りの建物が並び、時代を超えたような錯覚を感じる街です。
サラマンカの建造物に使われている石は酸化鉄を含んだ黄金色の石が使われており、夕日に当たると黄金色に輝きます。
その美しさは「 黄金都市 」や「 他に類を見ない美しい街 」と評されるほど。
サラマンカの街の大きな魅力は、歴史的な建造物に囲まれた中世の街並みと不思議と調和が取れている若者の活気。
サラマンカにはスペイン最古の大学があり、「 知識を欲するのものはサラマンカへ行け 」という言葉があるほど学問の中心地として発展してきました。
現代でも多くの学生がサラマンカに集まり、若者の活気で溢れています。
歴史的な街と新世代のエネルギーが混じり合う不思議な魅力のある街です。
他にも、「 スペインで最も美しい広場 」の異名を持つマヨール広場や、当時の人が知る由もなかった宇宙飛行士の彫刻が刻まれている大聖堂など名所が多い街。
サラマンカはカスティーリャイレオン地方を代表する都市のひとつです。
カスティーリャイレオンの都市②古代ローマの水道橋セゴビア【世界遺産】
セゴビアSegoviaは旧市街全体、そして巨大な古代ローマの水道橋が世界遺産に登録されている美しい街。
マドリードからは鉄道でたった27分でアクセスすることができ、マドリードからの旅行先として人気の都市でもあります。
セゴビアのシンボルである古代ローマの水道橋は紀元前1世紀に造られ19世紀末までのとてつもなく長い間使われ続けていたもの。
人々の生活に必要な水を運ぶことを可能にした水道橋は古くからセゴビアに発展をもたらし、長く繁栄してきた歴史ある街です。
セゴビアは地方都市ながら観光名所がぎゅっと詰まった見どころの多い街。
中でも「 ディズニー白雪姫 」に登場するお城のモデルになった王宮アルカサルは、ディズニーの描写さながらの特徴的で美しい造形美、そして深く青みががった塔の先端を持ち、「 スペインで最も美しい城 」と評されています。
セゴビアの旧市街には見どころが多く、「 大聖堂の貴婦人 」の異名を持つ優美な大聖堂、ユダヤ人街や現在はカトリック教会になっているシナゴーク跡など名所に溢れていて観光しがいのある街です。
王宮アルカサルから望む、断崖絶壁の上の橙色を帯びた旧市街と緑豊かな自然の調和の取れた景色も格別。
カスティーリャイレオン地方の中でもマドリードから気軽に訪れることができる人気の街です。
カスティーリャイレオンの都市③ロマネスクの首都サモラ
サモラZamoraは「 ロマネスクの首都 」と言われるほどロマネスク様式の建築が多く残る街。
本記事でご紹介したサラマンカやセゴビアに比べ、より中世の街並みが色濃く残っています。
サモラはそれほど知名度が高くなく、観光客も少ないため現代の服を着た中世の日常を覗いているような異なる時代を感じられる街。
ロマネスクの首都の異名のとおり、サモラには10世紀末から12世紀にかけてのロマネスク様式の教会が14も残っています。
個人的には最も中世の雰囲気に驚いたのがサモラでした
中世の時代、キリスト教徒とアラブ人の間で起こった戦いにより要塞化されたサモラには、今でも街を囲む石の壁など当時の建造物が残ります。
司教の扉と言われるサモラの川に続く扉は11世紀に作られたもの。
丁寧に管理されてきたことがよくわかるほどとても良い状態で残っており、サモラの街全体も1000年の時が経っているとは思えないほど美しい状態で残っています。
高くそびえる中世の建物はもちろん、穏やかでゆったりとした空気が流れるサモラの街の雰囲気も魅力のひとつ。
サモラ市街に流れるドゥエロ川、そのほとりに建つ赤茶色の家々と眺めているだけで心満たされるような美しい景観を楽しむことができます。
サモラは中世の建物が多く残りながらも観光客の姿はちらほらと見えるくらいで、サモラのローカルな日常に触れることができる街です。
カスティーリャイレオン地方観光で訪れたい都市まとめ
カスティーリャイレオン地方には中世の面影が現代にそのまま残っている街が多く、どの街も優美でどこか上品さを感じる街が多いのが特徴です。
どの街もマドリードから直通でアクセスできるので、マドリード観光の合間に気軽に訪れることができます。
本記事でご紹介した街から街へも公共交通機関で1本でアクセスできるので、カスティーリャイレオン地方を周遊してみるのもおすすめですよ。
コメント