はじめてのスペイン旅行前に知っておくと役立つ7つのこと
本記事では、はじめてスペインを訪れる時に知っていると役立つスペイン情報をご紹介します。
はじめて訪れる国は知らないことばかり。
日本では当たり前のことでも、スペインでは当たり前ではなかったり。
英語は通じるの?
レストランで水が欲しいときはどうするの?
などなど、はじめてスペインを訪れる時に知っていると、気楽にスペイン滞在を楽しめる役立ち情報をご紹介します。
① スペインの水道水は安全
飲料としてはもちろん、歯磨きやうがいなどで口に含むことが多い水道水。
スペインの水道水は安全で飲料可能です。
特別質が良いとかではありませんが、日本で水道水を飲むのと変わりありません。
スペイン人の友人たちもよく水道水を飲んでおり、スペインで水道水を飲むことは普通のこと。
私自身もスペイン巡礼で歩きながらスペインを旅していた時は、毎日のように水道水を飲んでいましたが健康そのものです。
ホテルやキッチン付きの宿泊施設でも安心して飲むことができますよ。
② レストランでは水は注文するのが一般的
スペインのレストランでは、テーブルについても日本のように水が提供されることはありません。
水が飲みたい場合は、有料のミネラルウォーターを注文するのが一般的です。
とはいえ、水道水で十分なんだけどなぁ、という場合は、
「 水道水ください。」
スペイン語で 、
「 Agua del grifo, por favor? アワ デル グリフォ, ポルファボール? 」
と頼むとグラスに入った水道水を持ってきてくれます。
水道水はもちろん無料ですよ。
普通のレストランでは水道水を頼むことは全く失礼にあたりません。
スペインの方々も水道水を頼んでいますよ。
スペイン人の友人の話によると、ラグジュアリーなレストランではミネラルウォーターを注文するのが無難だそうです。
③ シエスタの時間はレストランが閉まる
スペインといえば「 シエスタ 」という言葉を聞いたことをある方も多いのでは?
シエスタとは、スペイン語でお昼休憩を意味します。
なんとなく昼寝のイメージがあるかもしれませんが、実際に寝ているわけではなく、店を閉めたり仕事を中断して休む、長めのお昼休みです。
私たち旅行者にとってのシエスタは飲食店が閉まる時間。
店によってシエスタの時間は異なりますが、15:00〜19:00頃まで店を閉めることが多いです。
スペインの時間の感覚は日本と異なり、夕食の時間は20時頃が一般的。そのため、レストランも0時頃まで開いています。
ランチを15:00頃まで営業して、一度店を閉め19:00頃からディナー営業という感じですね。
とはいえ、地方都市や小規模の街ではシエスタで店を閉める飲食店も多くありますが、マドリードやバルセロナといった大きな都市ではシエスタは無くずっと営業している店も増えていますよ。
シエスタの時間にお腹が空いたらどうすればいいの?
シエスタ中もずっと店を開けていることが多いのがバル。
バルはお酒を飲む場所というイメージがありますが、お酒を飲むだけではなくタパスや食事も楽しむことができます。
店は開いていても厨房を閉めているので肉料理などのメインは提供されませんが、バルの定番メニューであるスパニッシュオムレツ「 トルティーヤ 」や、スペイン風サンドイッチ「 ボカディーリョ 」など、調理が簡単なスペインの国民的グルメを楽しむことができますよ。
また日本のファミレスのような店であれば、シエスタ関係なく好きな時に食事できます。
④ メニューはないけどMENUがある
スペインのレストランに行くとメニューが置かれていない店がたまにあります。
特に観光客向けのレストランでは、実際はメニューはあるのですが「 メニューを見せてください 」と聞かないと持ってきてくれない場合があります。
変わりに大きく看板が出ているのが「 MENU 」というコース。
MENUは「 Menú del Día 」、日本語で「 本日のメニュー 」を意味します。
スペインでは、本日のメニューは一般的な文化で、前菜・メイン・デザート・ドリンクがついて10〜12ユーロくらいのお得なコース料理です。
コース料理と言ってもかしこまったものではなく、日本でいうランチセット、ディナーセットみたいな感じですね。
前菜・メイン・デザート・ドリンクは各種豊富な種類から好きなものを選ぶことができます。
ドリンクはアルコールも頼むことができますよ。
MENUの価格は全て込みで、単品で頼むのとほとんど同じ価格、または単品の方がちょっと安いくらいになるので、とってもお得。
その店の看板メニューが揃っていることが多いので、前菜からデザートまで気軽に楽しめるわくわくするコースです。
⑤ スペインの高速鉄道や長距離バスは遅れない
スペインといえば、ゆるく適当なイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか?
その概念を覆すのがスペインの高速鉄道や長距離バス。
マドリードやバルセロナから、他の都市への便利な移動手段に高速鉄道AVEがあります。
日本の新幹線にあたる乗り物で、各都市を結ぶ速く快適な移動手段。
高速鉄道AVEは時間に正確なことで有名で、定刻通りに発車します。
日本で新幹線を乗るときのように、時間通りにホームへ行ってくださいね。
他の都市への移動手段として、スペイン全土を走っている長距離バスもとても便利。
長距離バスも到着時間は交通事情によって変化しますが、出発時間は定刻通りに発車しますよ。
⑥ 高速鉄道AVEは遅延すると返金してもらえる
日本の新幹線にあたる高速鉄道AVE。
スペインの主要な都市を結ぶとても便利な移動手段です。
スペインで驚いたことのひとつが、高速鉄道AVEは一定時間遅延すると乗車料金の半額または全額が返金されます。
- 30分以上の遅延で乗車料金の50%
- 1時間以上の遅延で乗車料金の100%
30分以上の遅延で50%、1時間以上の遅延で100%の金額が返金されます。
体験談では、私も実際に高速鉄道AVEの遅延で返金してもらったことがあります。
遅延時間は31分と規定の時間を1分超えただけでしたが、しっかりと乗車料金の半額をいただけましたよ。
詳しい返金方法は以下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
⑦ マドリードやバルセロナなど主要都市では英語が通じる
スペインの公用語はスペイン語。
スペインを訪れるとき気になることのひとつに、
「 英語は通じるのか? 」
があるかもしれません。
答えはYESであり、NOでもあります。
マドリードやバルセロナなどの大都市ではほとんどの場所で英語が通じます。
逆に地方へ行けば行くほど英語は通じなくなります。
実体験では、地方都市では通じる確率は半々で、観光ガイドに乗っていないような小さな田舎町ではほとんど通じません。
とはいえ、地方都市でもベニドルムなどのリゾート地や外国人観光客が多い街では通じる確率が高いですよ。
また言葉が通じなくても、最初にスペイン語で挨拶するのもおすすめです。
日本では店のスタッフや、飲食店で注文する前に「 こんにちは 」と声をかける文化はありませんが、スペインでは注文などでも会話を始める前に挨拶する文化があります。
レジでも挨拶したりしますよ。
朝でも昼でも夜でも使えるスペインで一番使われている挨拶、「 Hola! オラ! 」と一言声をかけると和やかな雰囲気から始めることができますよ。
スペイン旅行前に知っておくと安心な文化の違い
はじめて訪れる国で感じる文化の違いもまた楽しいもの。
文化の違いを知っておくと、より気楽に安心してスペインを楽しむことができますよ。
はじめてのスペイン旅行を楽しむためのお役に立てましたら嬉しいです。
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