【実体験】スペインをバックパッカーで旅するための基礎知識

本記事では、スペインをバックパッカーで旅する時の移動手段や宿泊施設、洗濯方法や旅のしやすさなど、バックパック旅を楽しむための基礎知識をご紹介します。

バックパッカーで1ヶ月間スペインを旅し、スペインの7州20都町村を訪れました
スペインをバックパッカーで横断、縦断した実体験をもとに、スペインのバックパック旅の基礎知識をご紹介します。
スペインバックパック旅のルートを知りたい方は以下の記事をご覧ください。
スペインはバックパッカーが気楽に旅できる国
スペインバックパック旅のルート

はじめに、スペインはバックパッカーが気楽に旅できる国です。
旅慣れたバックパッカーの方はもちろん、はじめてバックパック旅する方にも旅がしやすい環境が整っているスペイン。
- 移動手段
- 宿泊施設
- 洗濯
- 持ち物
- スマホを使う環境
- 言葉
- カード決算の普及度
今日は実体験をもとに上記の7つのポイントを詳しくご紹介します。

スペインが加入しているシェンゲン協定のルールでは、ビザのない日本人がシェンゲン圏内に一度に滞在できる日数は90日間。
「あらゆる180日間における最長90日」という規定があるので、180日間の間に90日間滞在することができます。
スペイン以外のヨーロッパを合わせて訪れたい方は、90日間の間にシェンゲン圏内の国々も自由に行き来できますよ。
スペインのバックパック旅のルート選びに役立つエリアごとの特徴など、以下のバックパッカー関連の記事も参考にしてみてくださいね。
①移動手段が充実している

スペインは鉄道、長距離バス共に移動手段が充実しておりバックパッカーにとってとても旅がしやすい国です。
鉄道、長距離バスや中距離バスがスペイン全土に渡って運行しており、ほとんどの場所に公共交通機関を使ってアクセスできます。
移動距離が長い区間では夜行バスも運行していますよ。
主要都市間はもちろん、ローカルな田舎町や小さな村にも鉄道やバスでアクセスできるので、行ってみたいと思う場所に気軽に訪れることができます。
以下の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
②ホテルやホステルの他、アパートメントにも宿泊できる

スペインの宿泊施設には、基本的にホテル、アパートメント、ホステルの3つのタイプの宿泊施設があります。
スペインらしい宿泊施設のひとつがアパートメント。
アパートメントタイプの宿泊施設は住居として使われる部屋や家をまるまる使うことができ、ホテルとは一味違った暮らすような滞在を楽しむことができます。
オーナーの個性が溢れるスペインの一般的な家や、リゾート感のある家、暖かみのある家など、スペインの暮らしを感じることができるのはアパートメントならでは。
キッチンやリビングはもちろん、洗濯機や、バルコニー付きの部屋もあったりと落ち着いてリラックスした空間を楽しめます。
アパートメントは1泊から宿泊でき、ホテルより安いことも多いため気軽に宿泊することができますよ。
スペインで宿泊予約するときの定番サイトBooking.comにホテルと同じように数多く掲載されているので、ホテルと同じ感覚で簡単に予約できます。

バックパッカーがよく利用するホステルも充実していて、観光客が訪れるような町にはほとんどの場合ホステルがあります。
料金はマドリードなどの大都市ではホステルでも25ユーロほどからになりますが、地方都市では15ユーロ以下で宿泊することができますよ。
スペインのホステルは、ドミトリーベッドにカーテンが付いていない宿が多くあります。
カーテンのないベッドでプライベート空間を確保したい方は、大判のストールや布などを使うのもおすすめ。
ベッドの脇に結ぶとカーテンの代わりとして使うことができ、ちょっと疲れた時などは布一枚隔てるだけでもとてもリラックスできますよ。
ちなみにBooking.comで宿泊施設を予約するとき、ハピタスを経由してbooking.comで予約すると宿泊料金の5%がキャッシュバックされます。
バックパック旅ではとても多い頻度でBookig.comを使いますよね。Booking.comを利用するたびに宿泊料金の5%もらえるのは大きな額になるので、ぜひ使ってみてくださいね!
③洗濯はコインランドリーで可能

長旅になるバックパッカーに欠かせないのが洗濯。
スペインには街中にコインランドリーがあるので簡単に洗濯することができます。
洗剤は自動投入されるので必要ありません。
個人的には、洋服などはコインランドリーを使用し、下着類は手洗いすることも多々ありました。
下着や洗いやすいものだけ手洗いしたい方は、手洗い洗剤としても使うことができるオールインワンのシャンプーがおすすめです。
ロングトレイルやバックパック旅の時に愛用しているのですが、これ1本でシャンプー、洗顔、ボディソープ、メイク落とし、そして手洗い用洗剤としても使えます。
オーガニックなのでどなたでも安心して使える1本ですよ。
④最低限の荷物で旅ができる

スペインは日本と同じように先進国なので、スペインならではの持ち物が特に必要ないのも楽にバックパック旅ができる理由です。
パスポート、衣類、日用品と合わせて以下のものがあれば、十分にバックパック旅を快適に楽しむことができます。
- スペインのコンセント対応の変換プラグ
- サンダル
- 日焼け止め
サンダルや日焼け止めは必須ではありませんが、もし夏に旅するならあると大変便利です。
サンダルは夏以外でもホステル内で着用するのに持っていると、いちいち靴を履かなくて良いのでとても便利ですよ。
ホステルに泊まる予定のある方は、シャンプーがないホステルも多いので持っていくのがおすすめです。
とはいえ、シャンプーや日焼け止めといった日用品は、いつでも現地購入できますので必ず持っていかなければならないものではありません。
スペインも日本と同じようにお店でなんでも揃うので、万が一足りないものがあっても簡単にスペインで購入することができますよ。
あらかじめ準備しておきたい必須の持ち物はスペインのコンセント対応の変換プラグ。
スペインでは細い棒が2本のCタイプと呼ばれるコンセントが使われています。
⑤宿泊施設や飲食店ではフリーWifi完備

スペインのフリーWifiの充実度は日本と同じくらいの普及率です。
個人店や小さなお店でもWifiが使えることが多いので、その点は日本よりも発展しています。
とはいえ、駅のホームやバスターミナル、路上ではWifiを使うことができないため、「フリーwifiだけで旅をしたい!」という方以外は海外Wifiレンタル、もしくはSIMカードを使うのがおすすめです。
スペインでは、プリペイドSIMも充実しており、空港はもちろん、街中の携帯会社や通信会社の店舗にて簡単に購入できます。
スペインの大手はVodafoneやOrangeなどの会社です。
プランはいくつかありますが、1ヶ月15GBで10ユーロほどと価格も安く、設定も全てお店の方がやってくれるので簡単ですよ。
プリペイドSIMを継続して使いたい場合は店舗の他、スーパーマーケットやタバコ屋でもトップアップすることができます。
⑥英語が通じるかは地域によって異なる

スペインの公用語はスペイン語。
英語が通じるのか気になるところですが、結論、英語が通じるかどうかは半々くらいです。
マドリードやバルセロナといった大都市や、観光客の多い街ではほとんどの場合英語が通じますよ。
地方や小さな田舎町へ行くほど、英語は通じにくくなります。
とはいえ、都市や街と呼べる規模の場所であれば多くの場合は英語を話す方がいますよ。
⑦ほとんどの場面でカード決算できる

スペインはカード社会でほとんどの場面でカード決算ができるため、スペイン人も多額の現金は持ち歩かずカード決算が主流です。
とはいえ、少額の現金は念の為持っていた方が安心です。
両替するもよし、街中のATMで現金を引き出すことも可能です。
海外でATMを利用するときには、ATM利用手数料がかかりますが、スペインでは6〜9ユーロと手数料が高めのATMから、手数料が無料のATMもあります。
ATMを選ぶだけで、手数料無料で気軽に現金を引き出すことができますよ。
手数料の安いATMは以下の記事で詳しくご紹介しています。
バックパッカーにとって旅がしやすい国スペイン

スペインは総合してバックパッカーにとってとても旅しやすい国です。
移動手段が充実していて行きたい場所に気軽に行くことができること、食べ物は美味しく日本人の舌に合うグルメばかりで、人も親切に接してくれます。
またヨーロッパの中でも物価や宿泊施設が安く、低予算で旅したいバックパッカーの方も楽しみやすい国です。
マドリードやバルセロナは宿泊料金は高めの傾向にありますが、地方都市ではマドリードやバルセロナの半額から3分の2ほどの費用で宿泊できますよ。
日本とほぼ同じ面積の国土を持つスペインは、東西南方で全く違った特徴や魅力、風景を楽しむことができます。
スペインを楽しくバックパック旅するための参考になれば嬉しいです。
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