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【お寺観光エリア】チェンマイ最大の仏塔ワット・チェディルアンとランナー文化の真髄に触れる

本記事では、チェンマイ旧市街のちょうど真ん中に位置する「 センターエリア 」について詳しく解説します。

チェンマイ最大の巨大仏塔ワット・チェディルアンなどランナー文化の真髄を体験できるのがセンターエリア

京都の清水寺のようなチェンマイにおける重要なお寺の残る定番観光エリアです。



センターエリアで楽しめる3つのコト
  • 巨大仏塔ワット・チェディルアン
  • 典型的なランナー様式寺院
  • チルできるおしゃれカフェ

中でもチェンマイ三大寺院とも言われるチェンマイ最大の仏塔ワット・チェディルアンは、ランナー文化を色濃く感じられるチェンマイを象徴する寺院です。

チェンマイにおける有名寺院があるため、チェンマイ旧市街観光の定番エリアでもあるセンターエリア。

観光客向けのおしゃれなカフェやレストランもありますよ。



目次

チェンマイ旧市街の定番観光エリア【センターエリア】

四方をお堀に囲まれた美しい正方形の形をしているチェンマイ旧市街。

センターエリアは、正方形の旧市街のちょうど真ん中に位置しています。

ターペー門エリアと並び、チェンマイを訪れた人が必ず訪れるであろうチェンマイきっての観光エリア。

そのため、周辺には観光客向けのお店も多くチェンマイ旧市街の中でも観光地らしさが強いエリアです。



センターエリアの見どころ
  • 三王記念像
  • ワット・パンタオ
  • ワット・チェディルアン
  • See You Soon Cafe

センターエリアはコンパクトにまとまっていて、端から端までは徒歩約10分ほどの距離。

通常の歩調ではあっという間に全て回ることができますが、周辺のカフェに入りながらゆっくりとチェンマイの堂々たる寺院を巡るのもおすすめです。



チェンマイのお寺観光がチョット楽しくなる知識

現在はタイという国の一部であるチェンマイですが、1296年から1775年までランナー王朝という独立した国家の首都でした。

ランナー王朝は現在のラオス・中国・ミャンマーにあたる地域まで勢力を持つ巨大な王国でした。

チェンマイには多くのランナー王朝時代のお寺や文化、食べ物が残っており、センターエリアにはランナー王朝の勢力の大きさを物語るお寺が残っています。




①三王記念像|現在のチェンマイの礎を築いた伝説の王たち

センターエリアにあるチェンマイで一番大きな広場に堂々とそびえる三王記念像

中央に立っているのがチェンマイの創始者であるマンラーイ王、右がスコータイのラームカムヘーン王、左がパヤオのカムムアン王と3人の王が肩を寄せ合い並んでいます。

マンラーイ王は現在のチェンマイに成る以前、チェンマイに王都を置いていた巨大国家ランナー王朝の創始者。

現在のタイ北部の礎を築いた人物として知られています。

時の3人の王は異なる国の王たちですが、お互いに敵対せず共同して生きることを誓い合いました。

チェンマイの人々の心には尊敬すべき偉大なる王たちという考えが残っており、現在でも地元の人々がお祈りしていく姿を見ることができます。


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チェンマイに根付く日常の中での王への信仰を垣間見ることができる場所ですよ






三王記念像のある場所は美しく整えられた大きな広場になっており、向かいには白亜の建物が美しい「 ランナー郷土史博物館 」があります。

ランナー王朝の歴史に興味がある方は合わせて訪れて見るのもおすすめですよ。




そんなチェンマイの歴史に触れられる場所ですが、夜になるとスケボーを楽しむ少年少女たちが集まる姿も。

チェンマイの歴史を象徴する場所で新しいストリートカルチャーが生まれる不思議な空間です。



山王記念像




②ワット・パンタオ|木材の素朴さが趣のある典型的なランナー寺院

「 五大ランナー寺院 」として名高いチェンマイを代表するランナー様式の寺院ワット・パンタオ

敷地に一歩足を踏み入れてまず目に付くのは黄金色に輝く仏塔。

群青色の空に向かって高く伸びる塔の周りにはタイの国旗が無数に置かれ、人々が大切にしているのが伝わってくる仏塔です。




黄金色に輝く仏塔のインパクトが強いですが、ワット・パンタオの本堂は金の仏塔の手前にあります。

ギラギラと黄金色に輝く仏塔に対して、チーク材を使った落ち着いた本堂。

チェンマイの寺院といえば色彩豊かで煌びやかな寺院が多い中、素朴ながら木材の美しさをこれでもかと堪能できる趣のある寺院です。

重なり合いながら急なカーブを描く特徴的な屋根など典型的なランナー様式で造られた寺院です。




チーク材の古くめかしくも趣のある木材を彩るのが黄金に輝く繊細な孔雀の細工。

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木材の素朴さが金の装飾の美しさを際立たせています





本堂の中に鎮座するのは堂々たる釈迦如来。

もともとはワット・パンタオは次にご紹介するチェンマイ三大寺院とも言われる格式高いワット・チェディルアンに属していた寺院でした。

僧侶の住む建物であったり鋳造作業場として使われていましたが、時が経つにつれ「 寺院の中にある寺院 」といった位置づけになり、建設当初以上の価値が見出されていきます。

そして100年前に、寺院の中にある寺院という位置づけではなく独立した寺院となりました。

独立した寺院としての歴史は浅いですが、他に類を見ないチーク材でできた本堂の美しさは格別で、華美でないからこその美しさを感じられる唯一無二の寺院です。




ワット・パンタオ

無料

8:00~18:00





③ワット・チェディルアン|ランナー王朝の勢力を象徴する巨大な仏塔

かつてランナー王都であったチェンマイのちょうど中心部に建つ巨大な仏塔ワット・チェディルアン

まるで遺跡のような佇まいが見るものを圧倒する迫力のある仏塔は、高さ42メートル、四角い土台部分の一辺は54メートルにもなるチェンマイ最大の仏塔です。

ワット・チェディルアンは「 チェンマイ三大寺院 」のひとつとも言われ、タイ王室の認定を受けた格式高い寺院です。

エメラルド仏陀も祀られていた格式高さ

バンコクにある超有名寺院ワット・プラケオ。

ワット・プラケオにはエメラルド仏陀が安置されているため、別名エメラルド寺院と呼ばれています。

エメラルド仏陀はタイ人のアイデンティティーであると言われるほど重要な仏像で、タイ人のみならず東南アジア諸国から巡礼者が訪れるほど。

そんなエメラルド仏陀はその重要性から崇められ、時代の王が変わる度に時の王にとって神聖とされるさまざまな場所に移動していた歴史があります。

そんな神聖なエメラルド仏陀は1468年〜1551年までここワット・チェディルアンに祀られていました。





ランナー王朝最盛期、1391年から時の王の父の遺灰を埋葬するために建築が始まり、20年の歳月をかけて1411年に建てられたワット・チェディルアン。

ランナー王朝の首都チェンマイのど真ん中に造られ、その当時は82メートルもの高さがありました。

地震によって上部30メートルほどが崩壊してしまいましたが、現在でもチェンマイ旧市街の至る所で目に入るほど巨大な仏塔です。




ワット・チェディルアンの敷地内には、巨大な仏塔だけでなく本堂や御堂があります。




そのひとつがサオ・イキンタンと呼ばれるチェンマイを守護するという柱が祀られている御堂。

ランナー王朝時代に先住民であったラワ族に提言され祀ることになったという守護するという柱自体は、毎年一度だけお祭りのある5月に見ることできますが、御堂の中の見学は毎日可能です。

御堂の中に入ることができるのは男性のみです。




御堂や巨大仏塔ワット・チェディルアンも見事ながら、目に入るのは天に高く伸びた美しい大木。

敷地内には3本のフタバガキという木が植えられており、日本文化の御神木のような役割を果たしています。




本堂は金細工が一面を彩る、格式高さと高貴さを感じるお寺。

巨大仏塔ワット・チェディルアン、御堂、本堂は一つの敷地内にあり、敷地に入る入場料は40バーツ ( 約160円 ) です。

本堂や御堂の中に入ることができませんが、夜に行くと無料で入ることができ幽玄なワット・チェディルアンを見ることができますよ。




ワット・チェディルアン

40バーツ

5:00~22:00




④See You Soon Cafe|ファンの多いチルできるおしゃれカフェ

センターエリアを散策していると目に入るのは数々のおしゃれなカフェ。

その一つが度々SNSで話題に上がるSee You Soon Cafe

カンナビスが合法であるタイですが、「 カンナビスを楽しむことのできるカフェ 」としても有名です。

カフェの隣にはディスペンサリーショップが併設されていますよ。

カンナビスを楽しめるカフェはチェンマイでは珍しいものではありませんが、See You Soon Cafeは特にファンが多いようです。





とはいえ、もちろん一般的なカフェの利用者も多くどなたでも気軽に利用できますよ。

See You Soon Cafeに限らず、センターエリアには観光客向けのおしゃれカフェやレストランが多く点在していますので、カフェでゆったりとしながらお寺観光しやすいエリアです。



See You Soon Cafe

6:30~23:00




チェンマイの歴史を存分に堪能できるセンターエリア

チェンマイ旧市街には大小さまざまな無数のお寺がありますが、チェンマイを象徴する最も大きな仏塔ワット・チェディルアンがあるのがセンターエリア。

チェンマイを代表する有名寺だけに観光客向けのカフェやレストランも多く、チェンマイ旧市街観光の定番エリアでもあります。

ランナー文化の様式美や人々の信仰など、チェンマイのランナー文化の真髄を体験できるエリアです。




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