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【古き良き辺境の町】ひっそりと人気を集めるラオスとの国境沿いの町チェンコーンの見どころ

本記事ではタイ北部に位置するラオスとの国境沿いの町チェンコーンの見どころを詳しく解説します。

チェンマイからバスで約6時間、チェンライからバスで約2時間の場所に位置するチェンコーンは、メコン川沿いに位置する小さな田舎町。


観光客はほとんどいない辺境の地チェンコーンに在るのは、都市開発とは無縁なタイの生活風景。




チェンコーン最大の見どころは、東南アジア5か国を流れる大河、メコン川。

対岸にはラオスの陸地が続き、古くから続くボートによる物資や人々の輸送は現在でも行われています。



10年前はバックパッカーで栄えた町チェンコーン

現在、ボートによる国境の往来を許可されているのは地元のタイ人、ラオス人のみ。

しかし、2013年までは誰でも行き来できた事から、欧米人をはじめとしたバックパッカーに人気があり賑わいを見せていた町です。

2013年12月、陸路で入国する「 第4タイーラオス友好橋 」が開通。

第4タイーラオス友好橋はチェンコーンの中心地から約10km離れた場所に作られました。

外国人の国境越えは友好橋でのみ許可される事となり、国境を越えられるポイントから離れたチェンコーン中心地を訪れるバックパッカーは激減。

陸路の国境開通以前に賑わいを見せていたチェンコーンの町は静けさを取り戻すこととなります。


10年ほど前までは活気があったとはいえ、都市開発は観光客向けの宿泊施設がいくつか軒を連ねるに留め、古き良きタイの生活風景が残っています。

現在では訪れる観光客は少ないものの、のんびりとした町の空気感と何もないことの良さに惹かれ、一度訪れた人はまた訪れたくなると密かにリピーターに愛されています。


coco

ラオスへの陸路での出入国の際にぜひ立ち寄ってみてほしい町



本記事では実体験をもとに古き良き辺境の町チェンコーンの見どころを解説します。


目次

古き良き辺境の町チェンコーン

チェンコーンはまさに「 古き良き辺境の地 」と呼ぶにふさわしい、のどかな田舎町。

タイの観光都市によくみられる歓楽街や娯楽施設はなく、これと言った見どころもありませんがメコン川とその対岸に見るラオスはチェンコーンの最大の見どころ。

10代の子供たちが川沿いでだべっている様子は、どこか原初的な魅力を持っています。

観光や娯楽を楽しいみたい方には少々つまらないかと思いますが、

  • 時を忘れただのんびりとくつろぎたい
  • 情報から離れた静かな時を楽しみたい

そんな方はぜひ訪れてみてほしい町です。



チェンコーンにはメインストリートが一本通っており、その目抜き通りが最大の繁華街。

通り沿いには、ビーチパラソルのようなカラフルな傘を立て、果物やローカルフードを売る人々の姿が見られます。

メインストリートは距離にして約1.5km、徒歩で18分ほどの長さ。

とはいえ、店が並んでいたりするのはその内の約500m、徒歩で約6分ほどで歩ける距離です。




目抜き通りに並行して流れるメコン川沿いには、広い遊歩道が。

メコン川を望むカフェや宿泊施設があり、大河を望みながら散歩したりコーヒーを飲んだりとチェンコーンならではの景色を楽しめます。


東南アジア5カ国を流れる大河メコン川を見ながら歩く

チェンコーンの最大の見どころは東南アジア5カ国を流れる大河、メコン川

対岸にはラオスの陸地が広がります。



メコン川沿いにはラオスへと渡るボートが並び、現在も物資や人の運搬するため日常的に使われています。

ボートは外国人が利用することは許可されておらず、地元の人のみが使うことが国境を越えることを許されているため、ここからラオスに入国することはできません

coco

国境を越えるというのに、ちょっとそこまで行ってくるといった感じの気軽さは新鮮です





メコン川沿いには広い遊歩道が広がり、大河を望みながらゆっくりと散歩することができます。




都会ではカフェに行くだろう女の子たちが日陰を見つけて昼下がりの午後を過ごしていたり、煙草を燻らせながらだらっとしているおじさんと、小さな田舎町ならではの生活風景を目にします。

coco

その何でもない光景がクセになるような安心感を覚えます




【神秘的な大木が象徴的なお寺】ワットルアン

メコン川沿いの遊歩道を歩いていると目に入るのは、素通りできないほどに存在感を放つ大木。

僧侶の袈裟を思い起こされる橙色の布に包まれた巨木と、それを讃えるように周りを囲む数体の像があります。



神秘的な大木があるのはメコン川沿いに立つ寺院ワットルアン。

規模はそれほど大きくありませんが繊細な美しさを感じる寺院です。



ワットルアンの入り口にはタイの寺院でよく見られるドラゴン風の像。

首を長く前に出している聖獣、それを喰らうようにもう一匹の聖獣がいますが、実はこの2匹を見ることができるのはタイ北部のみ。

ドラゴンのように見える2匹の獣は、手前をナガ、後ろをマコンといい、水の中に住むと言われる空想上の聖獣です。

バンコクなどタイ北部以外の寺院では1匹の成獣しか居おらず、タイ北部ならではの仏教文化に触れることができますよ。




ワットルアン



【静かな絶景】メコン川を望むモダンなカフェ

メコン川沿いには何軒かカフェがありますが、中でもおすすめなのがBEYOND SKY CAFE

タイの田舎町らしい素朴なカフェが多い中、一際目を引くモダンなカフェです。

coco

おそらくチェンコーンで一番モダンなカフェです





おしゃれで写真映えするような内装で、メニューもケーキやワッフル、ピザなど欧米風の品揃え。



このカフェの素晴らしい点は、目の前にメコン川を望むテラス席。

この景色を見ていると最高としか言えません。

coco

強いwifiも完備でテラス席でもサクサク動きましたよ




観光客向けのカフェかと思いきや、タイのイミグレーション勤務員が休憩に使っていたり、チェンコーンで英語の先生をしている欧米人に地元の女の子が話しかけていたりと、ローカルにも愛されているカフェのようです。

絶景といえば息を呑むような壮大な景色が常ですが、ただただ流れゆく広大なメコン川もまた静かな絶景とでも言いたくなるような、不思議な美しさがありますよ。


Beyond Sky Cafe @Chiang Khong

営業時間:8:30~17:00 ( 火曜定休日)



のどかで静かな生活風景に触れられるメインストリート

チェンコーンにはメインストリートが1本あり、その通りが最大の繁華街です。

距離にして約1.5km、徒歩で18分ほどの距離の大通りですが、店が並んでいたりするのはそのうちの約500m、徒歩で約6分ほどの距離。




通り沿いには他の町と変わらぬ屋台が並びますが、違うのはその穏やかさ。

活気というよりは、ゆったりのんびりした生活風景そのもので、チェンコーンに住む人々の暮らしにちょっとだけ触れることができます。

ビーチパラソルのようなカラフルな傘が風景にマッチして不思議な美しさを感じます。

数は多くありませんが、カフェや飲食店も並んでいますよ。


【おすすめ宿泊施設】メコン川まで徒歩3分|チェンコーンの自然に囲まれたコテージ風ゲストハウス

「 メインストリートやメコン川の近くでゆったりと過ごしたい。」

そんな方におすすめなのが、ナムコーンゲストハウス & リゾート Namkhong Guesthouse and Resort

とても便利なロケーションで、徒歩1分の位置にはセブンイレブンがあります。

  • メインストリートまで徒歩1分
  • メコン川まで徒歩3分

1泊約1000円ほどで個室に宿泊でき、費用を安く抑えたいバックパッカーにもおすすめですよ。



コテージ風の個室の扉を開けると、目の前に広がるのは静寂に包まれたゲストハウスのプライベートガーデン。

メインストリートは決して騒がしさはありませんが、それでも車やバイクの往来や生活の場ならではの音が聞こえます。

ナムコーンゲストハウス&リゾートでは、まるでメディテーションセンターにでもいるかのような静寂に包まれた穏やかな空間で滞在を楽しめますよ。



ナムコーンゲストハウス&リゾートの宿泊レビューを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


チェンマイ、チェンライからのチェンコーンへのアクセス方法

チェンコーンへアクセスするには2つの手段があります。

  • チェンマイから直行の大型バスで行く
  • チェンマイからチェンライへ行き、ローカルバスで行く



直通バスローカルバス
乗り換えなし
1日1便
クーラ完備の快適バス
311バーツ(約1244円)
チェンライにて乗り換え
1日複数便
クーラーなしのローカルバス
266バーツ(約1054円)


ローカルバスはクーラーのない東南アジア感満載のボロボロバス。座席も狭いので、ローカルな移動手段を楽しみたいバックパッカーにおすすめです。

楽に快適に行きたい方は、チェンマイから直通の大型バスがおすすめですよ。


チェンマイ、またはチェンライからチェンコーンへの行き方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。






ラオスとの国境からチェンコーン中心地を訪れる場合は、移動手段はトゥクトゥク一択のみです。

「 第4タイーラオス友好橋 」のイミグレーションを出たところに、トゥクトゥクが待機していますので、それに乗りましょう。

国境は中心地から約10km離れた場所に位置しており、周辺には何もありません。

ラオス国境からチェンコーン中心地までの料金は60バーツ( 約240円 )。

チェンコーンの中心地へ行きたいというと、中心地で下ろしてくれますよ。

ラオス国境からチェンコーン中心地への詳しい行き方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。




一度訪れたらまた行きたくなる辺境の町チェンコーン

チェンコーンにあるのは、静けさの中に残り続けるタイ辺境の古き良き町並み。

チェンマイなどの賑やかな町とは違った、タイの魅力を発見できる町です。

「 ローカルな小さな町を訪れるのが好き。」

そんな方はぜひ訪れてみてほしいチェンコーン。一度訪れたらきっと心に静かに残る町になるはずです。



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