スペイン巡礼にテントは必要?野宿はできる?【カミーノ】
本記事では、
「 スペイン巡礼にテントは必要? 」
「 スペイン巡礼で野宿はできる? 」
について、3つのスペイン巡礼路を歩いた実体験をもとに解説します。
スペイン巡礼ではテントは要りません
結論、スペイン巡礼にテントは要りません。
どんな巡礼路でもテントなしで巡礼できます。
スペイン巡礼のルート上にはアルベルゲと呼ばれる巡礼者宿が充実しているため、テントを持たずにスペイン巡礼をすることができます。
通常のロングトレイルでは、テントが必要になるのが普通ですが、スペイン巡礼においてはテントなしで巡礼できるため、必要最低限の荷物で巡礼することができます。
スペイン巡礼は「 誰でも歩ける普通の人の道 」と言われ、テントなしでもサンティアゴ・デ・コンポステーラまで毎晩、宿泊施設で眠ることができることも、多くの人々に愛される理由のひとつです。
スペイン巡礼でテント泊をしてみたい!
とはいえ、スペイン巡礼でテント泊をしてみたいというロマン溢れる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、スペイン巡礼でテント泊している巡礼者もいます。
とはいえ、1gでも荷物を軽くしたいスペイン巡礼ではテントが荷物になってしまうので、実際にテント泊している方はほんの一握りです。
テント泊をしている方は、泊まるところがないからではなく、あえて好みでテント泊を選択している方達です。
もしくは、お金を使わないことを巡礼のテーマにしている方や、犬と一緒に巡礼している方が多かった印象です。
スペイン巡礼で野宿は可能
テントさえあれば、基本的に常識の範囲内ならば野宿できる場所は多くあります。
スペイン巡礼で通るルート周辺は基本的に治安が良く、数人の地元の人と巡礼者しか通らないような場所もたくさんあります。
野原や川沿い、木の下などでテント泊している人も何度か見かけました。
ベンチで寝袋にくるまって眠ったとか、海沿いのルートならば、寝袋一枚でビーチで寝たという巡礼者もいましたよ。
とはいえ、森の中ですと野犬がいて危険な場合もあるので場所の見極めは大切です。
アルベルゲでもテント泊できる
巡礼者用の宿泊施設アルベルゲは、ドミトリータイプの宿泊施設です。
大部屋や4〜8人部屋にベッドが並んでいて、キッチンやシャワー、トイレは共同です。
手洗いでの洗濯場や、洗濯機のあるアルベルゲもあります。
そしてアルベルゲには、テントを張れるエリアを設けているアルベルゲもあり、アルベルゲのテントエリアにテントを張ってシャワーやトイレ、キッチンはアルベルゲのものを使用し、テントで眠ることもできます。
アルベルゲにテントのスペースがあるかどうかは、スペイン巡礼に特化したアプリBuen Caminoで確認できます。
Buen Caminoを開く → アルベルゲの詳細 → テントのマークが青くなっていたら、テントを張るスペースがあるアルベルゲです。
スペイン巡礼のテント泊は可能だけど必須ではない
まとめると、スペイン巡礼でテント泊はできますが、テントは必須ではありません。
スペイン巡礼では、1gでも荷物を軽くすることが大切なため、どうしても荷物になってしまうテントを持っている人はほんのわずかな人だけです。
特にテント泊へのこだわりがなければ、長い巡礼路でなくても良いものを持ち歩くのは負担にしかならないため、テントを持っていくのはおすすめしません。
とはいえ、テント泊が好きな人や、スペイン巡礼でより自由に歩きたい、テントを持って歩くことに慣れている方は、もちろんテント泊も素晴らしい巡礼になりますね。
ぜひ、ご自身に合ったスタイルでスペイン巡礼を楽しんでみてください!
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