【ポルトガル海岸の道】巡礼記５Antas-Viana do Castelo【スペイン巡礼】

スペイン巡礼、通称カミーノのポルトガル海岸の道を歩いた巡礼の記録です。

２０１９年９月後半に人生初めてのカミーノでポルトガル海岸の道を歩きました。

カミーノは歩く瞑想と言われたり、スピリチュアル的な要素を感じる人も多いといいます。
わたしもその一人で、カミーノで感じた五感が冴え渡る感覚は今でも忘れられません。

カミーノで得た経験は、ありきたりな言葉ですが人生で経験した最も印象的な出来事のひとつとなりました。

そんな人生初のカミーノ、ポルトガル海岸の道の巡礼の記録です。

主に歩きながら感じた気づきな内面的なことを、当時の日記をもとに綴っています。

【ポルトガル海岸の道】巡礼記５Antas-Viana do Castelo【スペイン巡礼】

出発地：ポルト（ポルトガル）
到着地：サンティアゴ・デ・コンポステーラ
総距離：２６６km
所要日数：１３日間

ポルトガル海岸の道｜日程

２０１９年９月１９日〜１０月１日の１３日間でポルトガル海岸の道を歩きました。

ポルトガル海岸の道の日程

>> 【ポルトガル海岸の道】４日目 Esposende – Viana do Castelo前編( Antasまで )はこちら

上記の日程は、あくまで私が歩いた際の記録です。

何日間で歩くのか、１日に何キロ歩くのかなど、カミーノの日程は全てご自身の自由です。

【ポルトガル海岸の道】４日目 Esposende – Viana do Castelo後編( Antasから)

キリスト教の三大聖地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラへと続く道なだけあって、カミーノのルート上には至るところに十字架を見つけることができる。

３つ並ぶ大きな十字架はどこか重々しく、少し恐怖すら覚えた。

これからまた山越えに挑む。

標高は１４０mで高くはないのだけれど、前半で山道を歩いた後の体には疲れが残っていて、
なかなか足にくる。

疲れるけれど、山道を歩くのが一番好き。

自然に囲まれて、体の疲れとは裏腹に心はめちゃくちゃ楽しい。

何か得ようとか、探そうとかじゃない。

今を精一杯してれば自然に勝手に何か得られる。

何かを欲しがったり、結果を求めるのではなくやってれば勝手に気付くし何か得られる。

何かなしとげようとか、何かを得ようとか得たものや結果とか、何か決めてこうしたい、こうなりたいじゃなく、今を、楽しく、精一杯、目の前の今を生きてれば、勝手に何か得られる。

ただ結果を求めず、楽しく、どうしたらより良くなるか、今に集中する。

何かを得ようとか、こうなりたい、これが欲しいじゃなく、自由に楽しく、好きなことを自分の心が喜ぶことを、今を生きる。
そしたら何かは勝手についてくる。何かは得られる。

たぶん、それだけなんだろう。

山を越えてくたくたになって休んでいると、女の子が片足を引きずりながら歩いて行った。

怪我をしたのか疲れてが溜まったのがとてもゆっくりだったけど、一歩一歩歩いていく姿に元気をもらった。

至るところに見られる像で、蝋燭とお花が添えてある。

日本のお地蔵さん的な感じなんだろうか？

めちゃめちゃ懐っこい猫に癒される。

この日は三回の山越えがあって、ようやく今日の目的地Viana do Casteloが見えてきたときにはもう半端ない安心感だった。

よく物語で主人公が町を見つけて喜んでいるシーンがあるけれど、こんな気分なのかぁと初めて町が見える喜びを味わった。

いつもLOCAL LOCAL CAMINOの記事を読んでくださりありがとうございます。

このポルトガル海岸の道の旅行記を書いている現在、次のスペイン巡礼である北の道を歩くことが決まり出発まで１ヶ月をきりました。（２０２１年８月現在）

ポルトガル海岸の道の旅行記が中途半端でモヤモヤする部分もあるのですが、北の道のことで頭がいっぱいになっております。笑

新しい体験好きで目の前に新たな旅があるとどうしてもそっちに気持ちがいってしまうので、一度ポルトガル海岸の道の旅行記はお休みさせていただきます。

今後また続きを書くことがあれば、またお読みいただけると嬉しいです。

そして新たなスペイン巡礼、北の道についても情報や旅行記をお伝えできればと思います。



>> ポルトガル海岸の道巡礼記一覧はこちら

追記：２０２１年９〜１０月にかけて北の道を歩きました。北の道の記事もどうぞお楽しみください。